抜け毛が増える秋。髪も季節を感じている?

夏の終わり

 

「8月、9月は抜け毛が増えたなぁ」と感じたことはありませんか?

急に抜け毛が増え始めると禿げ始めたのか?と不安になりますよね。

実は8月、9月の抜け毛の増加に過度な不安を抱く必要はありません。

人間の自然現象として初夏から秋にかけて抜け毛が非常に増えることが分かっています。

男性女性の差はなく、全体的な傾向です。

元々の毛量が多い人の場合は、9月中は1日に200本以上抜けてしまう日もあります。

 

抜け毛の季節性

引用:MSD株式会社

上記のグラフは1年間の平均的な抜け毛の本数を調査した結果です。

毛量によって抜け毛の数には個人差がありますが、抜け毛の増減割合にはグラフのような季節性があります。

8月~10月あたりが抜け毛のピークで、11月に入るとガクっと減ります。冬の寒い時期から初夏までは抜け毛が少なくなります。

秋口に「最近抜け毛が多いけどいつまで続くのだろう…」と思っている人は、11月~12月くらいまでがメドだと思っておきましょう。

もし12月が終わる頃になっても抜け毛が多いままなら、季節性の自然な抜け毛ではなく、AGAなど何らかの脱毛症になっている可能性があります。

 

なぜこのように抜け毛の数に季節性があるのかは現在では定かになっていません。様々な説がとなえられているのが現状です。

以下はいくつかの有名な説です。

① 3月~6月の春に髪の毛は特に成長し、初夏から秋にかけて抜けるという自然の摂理があるため

② 多くの動物は夏毛と冬毛の生え変わりが起こるので、動物学的には人間もまだそのなごりが残っていて体毛が生え変わっているため

③ 夏に頭皮環境が悪化する影響で抜け毛が増えるため

 

どれが正しいのかは分かりませんが、今のところ有力とされているのは3番目の説です。

夏には頭皮に多くの汗をかきますので、雑菌などの繁殖が起きてしまいます。皮脂の分泌も盛んに行われるため、毛穴がつまってしまったり、脂漏性の炎症が起こりやすくなります。また、紫外線量は春の終わりから夏にかけて激増しますので、春から夏に受けた紫外線のダメージが蓄積して秋になると髪の痛みが目立ち始めたり、抜けが増加したりすると言われています。

 

ダメージによって抜け毛が増えているのであれば、ダメージを防ぐことで抜け毛も減らせると考えられます。

①紫外線対策

 帽子を被ったり、日焼け止めクリームやスプレーを使って頭皮を紫外線から守る。

②汗、皮脂対策

 汗はできるだけふき取るようにする。洗髪時に皮脂をしっかり落とす。

③頭皮環境を整える

 医薬部外品の育毛剤などを使って、雑菌の繁殖・炎症の予防、血行の促進をして頭皮環境を健康に保つ。

④プール、海水浴後のケアをしっかりと行う

 プールの水に含まれている塩素には髪の毛のキューティクルと呼ばれる組織を破壊する作用があります。また海水はアルカリ性なので髪の毛の主成分であるケラチンを溶かす作用を持っています。いずれも深刻なダメージではありませんが、蓄積すると髪を痛めることに繋がります。プールや海水浴で泳いだ後はしっかりと頭を洗ってダメージが長時間残らないように心がけましょう。

 

これらの対策で一番手軽なのは育毛剤で頭皮環境を守ることでしょうね。

医薬部外品の育毛剤は頭皮環境を健康に保つ効果には優れています。夏、秋のヘアケアとして使用するのに適していると思います。

私が使っているのは花王のサクセスです。amazonなら880円と薬局などで買うよりお手頃だしこれで充分です。

医薬部外品の育毛剤の中には5000円以上する商品も多々ありますが、値段ほどの効果がないものばかりですので、ちゃんとしたメーカーが作っているリーズナブルなものが一番コスパが良いです。

 

 

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