ミノキシジル外用薬の使用上の注意点と副作用について
良薬口に苦しではありませんが、高い発毛効果のあるミノキシジルにも副作用など使用前に確認しておくべきことがあります。
ミノキシジル外用薬では深刻な副作用はまず出ませんし、出ても使用を中止すれば回復します。
過度な心配は無用ですが、使わない方が良い人や医師に相談した方が良い人もいるのできちんと注意事項を確認しておきましょう。
ミノキシジルの副作用や注意点
①傷、湿疹などの異常がある場合は使用しないでください
患部を悪化させる可能性があります。完治してから使いましょう。
②高血圧、低血圧の人は医師に相談してください
現在治療中の場合、服用中の薬との適合問題などがありますので医師または薬剤師に相談しましょう。
ミノキシジルは血管を拡張して血流を良くする効果がありますので、血圧に問題がある方には悪影響が出る可能性があります。
③心臓、腎臓に障害(狭心症など)のある人は医師に相談してください
現在治療中の場合、薬の適合問題などがありますので医師または薬剤師に相談しましょう。
これも血流に関連しての注意ですね。
④むくみのある人は注意しましょう
朝起きた時の多少のむくみ程度なら問題ないですが、むくみがひどい場合には医師に相談しましょう。
ミノキシジルの使用中に手足にむくみが出た場合は使用を中止しましょう。
⑤65歳以上の高齢者は若い人より副作用が強く出る可能性があります。
健康状態などをかかりつけの医師または薬剤師に相談しましょう。
⑥甲状腺機能障害の診断を受けている人は医師に相談してください。
薄毛の原因がAGAではなく甲状腺疾患による脱毛の可能性などがあるので、医師に相談しましょう。
⑦よく起きる副作用は、かゆみと炎症です
リアップX5プラスでは、約8%の人に痒みや炎症が起きるとされています。
この症状が起きる要因としてはミノキシジルの副作用ではなく、配合されている他の成分(プロピレングリコールやアルコール)に対するアレルギー反応の可能性もあります。
それらの成分が含まれているミノキシジル剤を使用していた場合は、プロピレングリコール(PG)フリーやエタノールフリーの他のミノキシジル剤を試してみると副作用が出なくなることもあります。
もし症状が出たらまずは使用を中止しましょう。かゆみや炎症は軽い症状ですが、体質に合わないのに無理に使い続けると悪化してしまいます。
医師と相談して他のミノキシジル剤を試してみるなどの対処をしてみましょう。
⑧未成年は使用しないでください
未成年は臨床試験結果がなく安全性が保証されていないので使用しないのが無難です。
ただ19歳と20歳でどう違うのかと言われたら実際にはそんなに差がありません。これはタバコや酒と同じですね。
しかし何かあっても完全自己責任になるので念のため20歳になるまで使用はやめておきましょう。
AGA専門医の中には未成年でも医師の裁量権で処方する人もいますので、どうしても使いたい場合はAGAクリニックで医師に相談してみることをお勧めします。
⑨女性は用量を抑えたものを使用しましょう。
ミノキシジルの含有量が男性向けの医薬品と女性向けの医薬品では異なっています。
一般的には男性用が5%配合されているもので、女性用は1~2%です。
男性用の方が効果はありますが、女性が男性用のものを使用すると副作用も出やすくなりますので、女性用のミノキシジル配合剤を使用するようにしましょう。
また妊娠中の方、1年以内に妊娠予定の方、授乳中の方は、ミノキシジルに限らずどんな薬でも使用する前には必ず医師に相談しましょう。
⑩他の育毛剤や外用薬と併用しないでください
他の外用薬を使わなければならない場合は、ミノキシジルの使用は中止しましょう。
⑪頭痛、胸の痛み、心拍が早くなる、めまい、原因不明の急激な体重増加があった場合は使用を中止しましょう。
用量を減らして使っても体質に合わない可能性が高いです。使用を中止して、別のAGA対策法などを医師に相談しましょう。
ほとんどの場合、ミノキシジル外用薬は副作用が出てもかゆみや炎症が出る程度です。重篤なものはまず出ることはありません。
何か副作用が出たとしてもミノキシジル外用薬の使用を中止すれば治るので、副作用が出た時に無理して使い続けなければ大きな問題にはならないです。
ミノキシジル外用薬の使用方法
5%配合剤の場合、1日2回、1回1mlずつ薄毛部分に塗布します。12時間置きに塗るのが効果的です。
覚えておきたいのは、たくさん塗布すれば効果が劇的に上がるわけではないことです。
育毛剤はしっかりつけた方が良く効く気がして、ついついたくさん塗布しがちですが、ミノキシジルの場合は使用量を守って使えば十分に効果が出ます。
たしかにミノキシジル濃度の高いものの方が若干ではありますが理論的には効果が高くなりすし、アメリカでは濃度15%の製剤が普通に使用されています。
しかし一方で、副作用の発現率もミノキシジルの濃度に比例しているため、副作用のリスクを高めることになってしまいます。試験結果から考えると、ミノキシジル5%が効果と副作用のリスクのバランスが一番取れていると思います。
いずれにせよ用法用量を守って使うことが大切です。経済的にも無闇に使うよりいいですしね。
たまに男らしいヒゲが欲しいなどと思って頭皮以外の場所に使う人がいるようですが、頭皮以外に使用することを想定して創薬されていないのでやめましょう。眉毛やまつ毛などに塗るのもやめましょう。
整髪料などを使いたい場合は、整髪料がミノキシジルの吸収を妨げないように最初にミノキシジルを塗布し、ミノキシジルが乾いたのを確認してから整髪料などを使いましょう。
ミノキシジルは人によっては痒みや炎症が起こりやすいので、最初に塗布する時は用量の1/3程度をテストとしてつけてみると良いです。それで特に問題が起きなければ正規の用量で塗布するというやり方にすれば、より安全に使用できます。髪のカラー剤を使う時のパッチテストと同じ感覚で肌に合うかテストしてみるということですね。
問題があれば低濃度のものに切り替えたり、溶媒によって肌に合わないこともあるので他のメーカーのものに変えたりと工夫してみましょう。
こんなことをする人はあまりいないとは思いますが、外用薬のミノキシジルを飲まないでください。内服用があるから外用薬を飲んでも大丈夫というわけではありません。非常に危険な行為なので絶対にやめましょう。
初期脱毛
医薬品の説明書には書いていないことがありますが、ミノキシジルは塗布し始めたら初期に抜け毛が増えることがあります。
抜けかかった古い毛が抜けないと新しい毛が生えてこないので脱毛が一時的に起きるのですが、それを知らずに使うとビックリします。
私も初めて使った時、最初の1週間ほどで「あれ?むしろ抜け毛が増えている気がする・・・」と気づき、逆効果になっているのではないかと不安になって急いで調べました(笑)
これを初期脱毛と言うのですが、この症状は薬が効き育毛の準備が整ったという良いサインなので問題ありません。
初期脱毛には個人差があり、あまり抜けなかったという人もいれば、1ヵ月後に抜けてきたという人もいます。
いずれにしても使い始めの頃に抜けるだけで半年後には発毛しているので、悪い兆候ではないということを覚えておきましょう。
起こる確率はほぼないのですが、極々稀に薄毛部分以外の側頭部や後頭部の脱毛があったり、斑状脱毛、頭髪以外の脱毛が起こることがあります。
その場合は直ちに使用を中止しましょう。
使用後の注意点
①効果が発現し始めるまでには、通常3ヶ月~6ヶ月の時間がかかるので、継続して服用しなければなりません
②毎日の服用を続けたことで効果が感じられても服用を止めると効果がなくなり症状は元に戻ってしまいます
③長期間(年単位のスパン)で使用を続けると、少しずつ効果が下がっていきます
ミノキシジル外用薬の使用上の注意点を解説してきました。
軽度の症状とは言え、副作用が起こりやすいと言われると不安になる人もいるかもしれませんね。
ですが、きちんと確認してから使えば重篤な副作用は起こりませんし、実際に起こる副作用はかゆみや赤みという程度がほとんどです。使用を中止すれば治まりますので回復までに時間がかかるような副作用でもありません。副作用が起こる確率は10%もありませんから、90%以上の人は何の問題なく長期間使用できます。
現在の薄毛治療において発毛効果を得るためには欠かせないのがミノキシジルです。「とりあえず使ってみて体質に合わないなら止めればいいや」という考え方で良いと思います。AGAを発症しても何も手を打たなければ髪は抜けていくだけですからね。
※この記事は外用薬のミノキシジルについての情報です。内服薬のミノキシジルについてではありませんのでお間違えのないようお願いします。
内服薬は副作用が強いので、必ず病院に行って医師のメディカルチェックを受けた上で処方してもらいましょう。
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