トニックシャンプーで育毛？ハゲる？ 女性も使えるおすすめ製品も紹介します
トニックシャンプーをご存知でしょうか？
トニックシャンプーは洗い心地の良さに重点を置いたシャンプーです。
私も何度が使ったことがありますが、頭皮がスーッとしてサッパリとした気分になります。
この洗い心地が好きで愛用している人も多いですし、夏場は美容室でも清涼感のあるシャンプーとして使用しているお店も多いです。美容室では冷やしシャンプーと呼ばれたりもしますね。私が通っている美容室でも「普通のシャンプーと、ひんやりシャンプーどちらがいいですか？」と聞かれます。
愛用者は男性が多いですが、美容室でも使われていることからも分かるように女性が使っても問題ありません。
洗い心地が最高のトニックシャンプーですが、頭皮や髪の毛への影響という側面はどうなのでしょう？
頭皮に良いシャンプーなのか、皮脂がしっかり落ちるのか、何となく薄毛にも効果がありそうだけどどうなのか。
この記事では、トニックシャンプーに配合されている成分からどんな効果があるのかについて解説します。
また、非常に品質の良いトニックシャンプーも紹介します。
トニックシャンプーの成分
一番有名な売れ筋のトニックシャンプーと言えば、サンスタートニックのスカルプクリアシャンプーです。
amazonの商品紹介欄には次のように書かれています。
毛穴に詰まった皮脂をすっきり洗浄するトニックシャンプーです。
ナチュラルプレミアムメントールとジンジャーエキスの突き抜けるような持続性のある爽快感が頭皮をスッキリさせます。
植物性クレンジング成分が毛穴の奥に詰まった皮脂や汚れ、フケを取り、スッキリ清潔に洗い上げます。
アミノ酸系頭皮コンディショニング成分(PCA-Zn)を配合。頭皮環境を健やかに保ちます。
軽い洗い上がりで、翌朝の髪はふわっとした仕上がりに。爽やかなシークヮーサーの香りが気分をフッと切替えます。
トニックシャンプーのイメージ通りの効果が期待できるようですね。
では、実際にどのような成分が使われているか見てみましょう。
(全成分)
水、ラウレス硫酸Na、メントール、コカミドDEA、ショウガ根エキス、ポリグリセリル-4ラウリルエーテル、コカミドプロピルペタイン、褐藻エキス、PCA亜鉛、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ピリドキシンHCI、PG、塩化Na、クエン酸、エタノール、EDTA-2Na、安息香酸Na、メチルパラベン、香料
主成分はラウレス硫酸Naという洗浄成分です。ラウレス硫酸Naは皮脂を落とす力が非常に強く、頭皮への刺激もある洗浄剤です。「毛穴に詰まった皮脂をすっきり洗浄する」というのはこの洗浄剤の力ですね。
それにプラスして、メントールと生姜根エキスなどで洗い心地の爽快感を加えています。
爽快感があるのですごく綺麗に頭が洗えている感じがしますし、実際にしっかりと洗えるシャンプーです。
配合されている成分の頭皮への影響をひとことで言うと、
「洗浄力が非常に強く、頭皮への負担も大きめのシャンプー」です。
そのためこのシャンプーが向いている人は、皮脂の分泌量が多く、肌の強い人です。
ただし、長期間使用し続けるとフケやかゆみなどの悪影響が出てくるリスクがあります。
夏場だけ清涼感を得るために使ったり、1週間に1度程度、気分を変えるために使ったりする分には良いと思います。
乾燥肌の人や、肌が刺激に弱い人にとっては、強い洗浄力と刺激で頭皮トラブルが起きやすいので避けた方が無難でしょう。
サンスタートニックのシャンプーに限らず、トニックシャンプーはおおむね頭皮への刺激が強い傾向があります。
洗い立ての爽快感にハマってしまう人が多いのは分かりますが、使用頻度を少なめにするなど、使い方を工夫した方が頭皮には優しいです。
＜トニックシャンプーいろいろ＞
サクセス 薬用シャンプー エクストラクール
(成分)
ピロクトンオラミン(医薬部外品 有効成分)、水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム（1E．O．）液、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、エタノール、アルキルグリコシド、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、POE（16）ラウリルエーテル、メントール、POE（3）ラウリルエーテル、ユーカリエキス、トウガラシエキス、POEアルキル（12～14）エーテル、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、無水クエン酸、BG、香料、青1
ピロクトンオラミンに殺菌作用があるので、フケ防止になります。
主原料のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム（1E．O．）液は非常に強い洗浄力があり、皮脂を落とし過ぎてしまう心配があります。マイルドな洗浄成分のラウリン酸アミドプロピルベタイン液を配合することによって、主成分の強さを緩和させている構成になっています。
全体的に見ると、頭皮への刺激が強いシャンプーです。
シーブリーズ リンスインシャンプー
(全成分)
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、ココアンホ酢酸Na、コカミドMEA、グリセリン、DPG、ポリクオタニウム-10、メントール、グルタミン酸、アルギニン、ステアルトリモニウムクロリド、加水分解コムギタンパク、カンフル、加水分解コムギデンプン、ジメチコノール、ジメチコン、ローカストビーンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、EDTA-2Na、PPG-70グリセリル、ラウリル硫酸Na、硫酸Na、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料
サンスタートニックシャンプーと同じくラウレス硫酸Naが主成分で、強い洗浄力と刺激性があります。それをコカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Naでマイルドにしています。
このシャンプーも全体的には刺激性が強いと言えます。
トニックシャンプーの薄毛改善効果は？
「トニック」という言葉や、爽快感のある洗い心地から、トニックシャンプーには薄毛改善効果があるのではないかと期待したくなりますね。
しかし、残念ながらトニックシャンプーに薄毛改善効果はありません。一般的な薬用育毛トニック(育毛剤)とは全くの別物です。気休め程度の育毛成分ですら配合されていないことが多いです。
トニックシャンプーを使っているとハゲるという噂もあるようですが、使ったらすぐにハゲるとか、必ずハゲるということはありません。
トニックシャンプーとの肌の相性が悪い人が使い続けていると頭皮トラブルが起きて、悪化すると脱毛症状が起こる可能性はあります。しかし、肌の相性が合う人が使っても大きな問題は起きません。
人によるということですね。
刺激性の低いトニックシャンプーはないのか？
ここまでを読むとトニックシャンプーを使いたくなくなりますよね。
耳障りが良いとは言えない話が続きました。
ならば、頭皮に優しく爽快感も得られる良いトニックシャンプーはないかと探してみたら、
見つけました。
これはヤバいです。
コスパ、品質、とにも最高レベルのシャンプーです。
クールオレンジ ヘアソープUC 600ml
(全成分)
水、ラウレス-4酢酸Na、コカミドDEA、BG、ラウラミドプロピルベタイン、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、メントール、マダケ根エキス、ヒアルロン酸Na、タイソウエキス、ハッカ油、ショウガ根エキス、バニリルブチル、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、ポリクオタニウム-7、ポリソルベート80、メントキシプロパンジオール、香料、クエン酸、クエン酸Na、エチドロン酸、EDTA-2Na、安息香酸Na、サリチル酸、プロピルパラベン、メチルパラベン、エタノール
めちゃくちゃ品質の高い配合になっています。
洗浄剤は酸性石けん成分のラウレス-4酢酸Na。洗浄力が高いけれど、頭皮への刺激は非常に小さい優れた洗浄成分です。
メントール、ハッカ油、ショウガ根エキスなどなどの爽快感を得られる成分も配合してあるので、洗い心地も最高です。頭皮の血行を促進する成分でもあるので、頭皮への好影響が期待できます。
その他、抗酸化作用成分や抗炎症成分なども配合してあり、頭皮のニオイ対策やフケ防止にも配慮されています。
しっかり皮脂を落としたい男性から敏感肌の女性まで、長期的に安心して使い続けられる一品ですね。
これだけの品質で200mlなら651円という価格は、他のトニックシャンプーではまずないでしょう。
トニックシャンプーを買うならこれしかありません。
頭皮ケアはこれで十分ですが、髪の補修材は配合されていないので、リンスやトリートメントを併用すると髪の毛にとってはより良いです。
シリーズ製品のリンスもあります。
シャンプーとリンスを別々で買うと合わせて2000円以上しますが、セットで買うと1664円と割安になります。
※価格は2017年9月現在のものです。人気化してきているので、今後値上がりする可能性があります。
トニックシャンプーは洗い心地の良さと洗浄力の強さが特徴です。
一方で、皮脂を取り過ぎてしまったり、頭皮への刺激が強いというデメリットもあります。
肌質を選ぶシャンプーですが、最後に紹介した『クールオレンジ ヘアソープUC』はそういったデメリットを解消したシャンプーです。
一度試してみる価値が十分にありますね。
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